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VIX指数(恐怖指数)を知れば、「株安」とわかる?!

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市場は常に上昇するものではありません。周期で大きく下落する場面も多々あります。
特に直近ではコロナショック。他にも過去には、チャイナショック、リーマンショックなど大きく株価が下落した時期があります。その暴落における将来の投資家心理を反映する指標として使われるVIX指数(恐怖指数)というものがあります。VIX指数を投資の判断材料として利用している投資家も中にはいます。
今回はVIX指数(恐怖指数)について簡単に解説をしていきます。

VIX指数(恐怖指数)とは?

VIX指数(恐怖指数)とは、ボラティリティ・インデックスの略で、ボラティリティとは「変動」を意味しています。ボラティリティが大きいというのは、価格の変動が激しいという意味になります。
ちょっと難しく表現すると、米シカゴのオプション取引所であるCBOEが算出する指標で、米国株価指数S&P500の変動幅を指数化したものになります。

※S&P500はニューヨーク証券取引所やNYSE MKT、NASDAQに上場する500銘柄の株価が反映される、アメリカの代表的な指数。

S&P500の価格変動に対する投資家心理を反映する指標として投資家の中で有名なのです。
VIX指数に連動した銘柄は不景気に備えた投資対象としても有効とも言われています。

なぜ恐怖指数と言われているのかというと、
過去の暴落相場と関連しているため、別名「恐怖指数」とも呼ばれているのです。
VIX指数の数値が高いと、投資家達は相場の先行きに「大丈夫なのか…?」と不透明感を持っています。

指標の基準値

ではどのくらいがVIX指数が高いと投資家達は不安に思うのでしょうか?
通常のVIX指数は普段とくに大きな波はありません。10~20の間で推移していますが、例えば、2008年のリーマンショック時には指数が80を超えています。
投資家の不安心理が強まり、それに連動するVIX指数が上昇しますので、投資家の売りをします。
売りが売りを呼ぶようにさらに売りが加速するという関係性になってきます。
VIX指数が40を超えるようになると、投資家たちは警戒している。という状態と考えられます。

プロ投資家(機関投資家など)はボラティリティ相場をチェックして指数が上昇すると
リスクヘッジとしてオプション取引を大量に行います。
オプション市場が活発化し、売買高が上昇することで、VIX指数にも影響が出てさらに上昇します。
このように投資家心理を反映するVIX指数は、プロの投資家も投資判断の材料にする重要な指標とも言えます。

VIX指数が上昇しやすい要因しては、国債格下げや大規模な政策転換、商品(原油や金)価格の大変動、
自然災害などが挙げられます。今回のコロナショックでもVIX指数は急上昇し80程度までいっています。

VIX指数は日本国内の指標ではありませんが、暴落の要因は海外である場合が多いです。
海外の動向を知る良い指標になると思います。
ある意味VIX指数が上昇している際は「株安」と判断することもできます。ひとつの参考にしてもらえたら幸いです。

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