2020年は「新型コロナウィルス」の年といってもいいでしょう。
5月25日に異例の日本全国緊急事態解除宣言を行い生活スタイルが一変しました。
新型コロナウィルスの脅威が広まると株価は一時期大きく下がりましたね。
2020年の日経平均株価を緊急事態宣言付近まで振り返ると、年初来高値と安値の高低差は7,530.7円でリーマンショック時と同等の下落という数値です。特に2月は全体的な株価の下落スピードは速ったですね。
コロナ禍で業績悪化した企業が多いなかで逆に追い風になった企業もいくつかあります。
今回は独断と偏見で、コロナ禍で上昇が目立った銘柄を5つ紹介したいと思います。
コロナ禍で上昇した銘柄5選
色々見ていくと、コロナショック時に上昇した銘柄関連は、
テレワーク、バイオテクノロジー。生活必需品、ゲームなどのコロナ関連銘柄という印象です。新興市場であるマザーズやジャスダック、東証2部のパフォーマンスはTOPIXを上回り、思惑的に買われたバイオ関連銘柄を中心に上昇をけん引していました。
無理に出社しないで自宅で働くテレワークも進み、より企業のIT化が進んだといっていいでしょう。よってクラウドサービスや半導体関連銘柄にも資金が流れています。
郊外の住宅販売の上昇が続いているようです。その中でも気になったのは以下5銘柄です。
GMOペイメントゲートウェイ(3769)
消費者向けEC(電子商取引)業者に決済処理サービス提供しているGMOペイメントゲートウェイ。
自粛期間で外出してモノを購入しにくくなりECでモノを購入する人が増えました。
そこで決済処理は必須なサービスです。約7年間株価が右肩上がりで上昇し続けている銘柄でもあります。
<株価>
株価は3月時点では6,000円ほどでしたが、現在は2倍の12,000円となっています。
ウエルシアHD(3141)
コロナウイルスでプラスに働いているのが、ドラッグストア業界でしょう。
特に第一波の時には、連日マスクやトイレットペーパーが欠品していました。
入荷のお知らせが入ると行列ができるほどに。今回のコロナ禍で衛生用品に関する需要がより高まっています。
<株価>
株価は3月時点で5,800円前後でしたが、一時期、約1.8倍の10,000円まで伸びています。
BASE(6027)
個人、小規模事業者向けECプラットフォーム「BASE」運営する企業。
誰でも簡単にECサイトが作れるとう言わば、Webサイト制作を作る上での難しいコードを書かなくていいノーコードサービスです。新型コロナウィルスにより新規開設の口座が急増。ECサイトを始める人が増えたようです。
<株価>
株価は3月時点では1,000円前後でしたが、今ではなんと約7倍の7,210円という上昇。もうすぐテンバガーです。
メドレー(4480)
オンライン診療システムと電子カルテ育成中で、ヘルスケア領域向け成果報酬型人材紹介をしているメドレー
新型コロナウィルスの影響で規制緩和進み、オンライン診療システム好発進しているようです。また医療がパンク状態であることから少しでも効率的にできないかという考えが広がり初めています。
<株価>
3月時点では1,500円前後でしたが、一時6月には約2.5倍の4,000円まで上昇をしています。
弁護士ドットコム(6027)
法律相談サイトや電子サインサービスを提供しています。テレワークが進み効率化を図るために「電子サイン」に注目が集まっています。その為同社が提供している電子サインに期待が集まっています。
<株価>
3月では3,000円付近でしたが、6月には約3.5倍以上の11,000円まで伸びています。
コロナ禍で上昇した気になる銘柄を上げていきました。全体的に下落相場でも上昇する銘柄はあるということがわかります。
見極めて、慎重に投資をしていきましょう。