業績について
事業の成長と比例して、売上高も右肩上がりで推移しています。 Chatwork事業とセキュリティ事業共に伸びています。
安定的に成長しコロナの影響はマイナスではなくむしろプラスとして追い風になっています。
最近はセールスモデルの伸びが目立ちます。今後ビジネスチャットを知らないという層がこのコロナの影響から導入し始めて、セールスモデルがもっと伸びるのではないでしょうか。
ツールの懸念である「解約」ですが、 Chatworkは継続率が高いです。サブスクリプションモデルなので安定的に収益を確保している証拠でもあります。
<株価>
一時株価は800円以下でしたが、コロナを追い風に一時2倍以上の1,800円までいってました。右肩あがりです。
3C分析
今回は3C分析で Chatwork社を見ていきたいと思います。
Customer(市場・顧客)
ビジネスチャット市場は、ちょっと古いですが、2017年から2022年にかけて3.7倍もの成長が見込まれていると発表されています。2020年度には100億円規模に達すると予測されている。さらに2023年には、230億円のマーケットになっているようです。またこのコロナ禍でリモートワークが追い風となりビジネスチャット導入する企業が増えてきています。ビジネスチャットの市場浸透率が低かったですが、今後増えていくのではないでしょうか?
Competitor(競合)
ビジネスチャットの競合は海外のSlackやTalknoteといったものでしょう。特に大手はSlackが多い印象です。Slackは顧客管理ツールなどとの連携が良いようです。
ただ、Chatworkの方が値段が低く設定されているため、ITリテラシーの低い人でも利用しやすく、始めやすい点があると思います。
同じビジネスチャットといってもターゲット層は少し異なっているのではないでしょうか?
Company(自社)
そもそものChatworkのビジネスモデルで複利でユーザー数が伸び続けるサービス構造となっている点は強いと思います。クライアント側で利用していなかったとしても無料で始められるのでやり取りする場合は
とりあえず登録して利用するでしょう。それが広がりユーザーが複利の構造としてユーザー数も伸びていきます。またビジネスコミュニケーションツールは使う年月により情報量が蓄積していくので他社へのリプレイスもされにくいという強みもあります。プラグインや外部連携を利用せずにタスク管理が可能です。
UI/UXの設計が良くITリテラシーが低い人でも利用できまたスマートフォンからの利用もとても簡単に設計されています。
まとめ
ただ、今後ビジネスチャットツール市場飽和が懸念されます。
一度他社ツール導入するとリプレイスが厳しいので、別の収益の柱が必要になってくるのではないでしょうか?ただ、働き方改革でムダを無くす意識が広がっているのでビジネスチャットはまだまだ広がっていくでしょう。
ビジネスチャット。注目の市場だと思います。