不労所得を作って仕事を辞めたい…と。配当金のみで生活したい…!と思った方は多いと思います。
株の配当金は不労所得の一つなので、配当金の額によっては配当金のみで生活することは可能です。ただそうなった時にいったい株の配当金で生活するには軍資金がいくら必要なのでしょうか?今回はちょっと夢をみて配当金のみで生活するにはいくら必要なのかを考えていきます。
月20万円の生活費が必要だった場合。
株式投資には2つの利益を得る方法があります。
キャピタルゲイン(売買の差額)とインカムゲイン(配当金利益)です。配当金はこのインカムゲインでの利益となります。
配当金は株を保有している企業から年に1、2回からお金が還元されるというもの。業績や保有数に応じてもらえる金額が変わってきます。また配当金を設定していない企業もいるので注意は必要です。
では実際にいくら資金があれば、配当金生活できるでしょうか。
ここでは月に20万円=年間240万円の生活をする場合とします。
配当金は基年1回貰えて、高い配当利回りで8%と仮定します。
その場合3,000万円分の株を保有していれば配当金生活が実現できます!!
生涯を考えると意外といけるのでは…?と思う方もいるかもしれませんが
ここで課題が、、
配当生活の課題点
3,000万円分だけあればいいと金額だけを鵜のみをしてはいけません。
これはあくまで高い配当利回りで8%で考えた場合です。
利回り8%は珍しく、常に8%の配当利回りを維持できる企業は今のところほとんどないでしょう。
利回りが5%であれば資金も大きく変わってきます。4,000万~5,000万円は必要となってきます。配当金利回りも企業の業績によって変動が起こります。
さらに
・継続的に安定して配当をもらえるのかどうかわからない
・株価下落のリスク
など、最悪の場合には、業績悪化により配当金の中止などもあるでしょう。
配当金で失敗しない為には
ただ、100%無理ではないと思います。上記のリスクを考えた上で取り組めば問題ないでしょう。
資金が必要には変わりないですが、株価の変動が少ない銘柄を選び、投資先を分散させることで防げると思います。
株価の変動が高い銘柄を選んでしまうと、株価が下落した際に投資資金を大きく減らしてしまう結果になり受取配当金が減少したり、減配が行なわれる可能性も高いでしょう。
投資資金をいかに減らさないかという点もとても重要です。
日本ではなく米国株へ
利回りが高い銘柄をなるべく選ぶ必要がありますが、日本株ではなかなかなかったりします。その場合は米国株を選ぶのも一つの手段です。成長性を考えると日本よりも米国の方がはるかにあります。アメリカでは日本と比べ株主還元を重視しているため、配当の支払回数が年4回と多く、連続して配当を増やしている企業も少なくありません。
参考にしてみてください!
上記はあくまで月20万の生活です…。もうちょっとリッチに生活したいとなると軍資金は1億円は必要になってくるでしょう。
すぐその資金を確保できる人はなかなかいないでしょう。配当金生活は難易度が高いと考えた方がよさそうです。
ただ、コツコツと投資を楽しみながら資産運用していくのも面白いと思います。