業績について
今回はグリー社を2021年6月期第1四半期決算説明会資料から見ていきます。
1Qだけ単体で昨年の比較するとやや売り上げは下がるものの、経常利益ともにプラスになっています。巣ごもり関連としてもスマホゲーム、メディアが追い風となっているようです。
ただ全体的に右肩下がりな印象です。スマホゲーム市場は特に国内は成熟していて一時バブル的な勢いを見せてましたが今は落ち着いてしまっているのではないでしょうか。
<株価>
株価はコロナ禍で一時400円を下回る低い株価でしたが、それから回復し今は600円となっています。新規上場時はITバブル時代でもあり10,660円と大きかったです。
3C分析
今回はグリー社を3C分析で見ていきたいと思います。
Customer(市場・顧客)
2018年のスマホゲーム市場は1兆850億円となっていて2019年は 1兆1,380億円とやや伸びました。2020年も同じぐらいの市場の伸びではないでしょうか。最近は海外のスマホゲーム会社も参入が多くより国内市場は厳しくなっている状況にあると思います。
また最近は eスポーツが注目されています。スマホゲームでの競技ゲームはあまり少ないので影響は限定的だと思います。
VTuberの市場はまだ若い市場です。今後まだ未知数な市場ではありますが、競合の参入が続いています。
Competitor(競合)
国内スマホゲーム会社は非常に多くレッドオーシャンでもあります。 DeNA・サイバーエージェント・コロプラ・ガンホー・ミクシィ・ エイチームなど。
ただスマホゲーム業界にいかにヒット作品をつくるかになってきます。その為市場も成熟し次の収益の柱を探しているのが現状でしょう。
Company(自社)
グリー社は、スマホゲームは継続して企画開発販売をしていくと共に新しい、 VTuber事業に力を入れていってます。 バーチャルキャラクターで必要な技術面から3Dキャラクターを魅せる部分やキャラクターの育成や運用などはスマホゲームを開発運営してきた部分のノウハウがあるので強みの部分となるでしょう。
まとめ
スマホ市場は成熟してしているので、株価も大きな伸びはなくじりじりと下がっていっていますが、新しい市場である VTuberなどの仮想空間でのビジネス活用にどのくらいの商機を生み出せるのかが今後重要になってくるのではないでしょうか。また投資事業でも今後大きな収益を上げられる可能性もあるでしょう。