業績について
今回はミクシィ社の2021年3月期第2四半期決算から見ていきます。
売上高・営業利益・経常利益共にYoYで大きく伸びています。
それぞれの四半期ごとに比較しても伸びている状況です。
そして投資家には嬉しい上方修正を行っています。デジタルエンターテイメントとスポーツ分野で上方修正となってます。
収益の柱であるモンスターストライクやコトダマンが好調。
ライフスタイルでは家族共有アプリの「みてね」が好調。
特に大幅に上昇が目立ったのがスポーツ部門でのチャリ・ロト。
<株価>
ミクシィ社の株価はここ数年右肩下がり状態でした。ただコロナ禍で下値までいくとそこから回復し上昇傾向になってます。eスポーツ分野の進出やスポーツ分野で勢いがいいので今後の株価期待できる可能性が…?!
3C分析
今回はミクシィを3C分析で見ていきたいと思います。
Customer(市場・顧客)
国内スマホゲーム市場規模は1兆円を超えています。最近の傾向としては、家庭用ゲームで戦ってきた任天堂や海外メーカーがスマホゲーム市場にも参入したことにより市場規模が広がっていると考えられています。その為、より新規タイトルでのヒットを出すことの難易度が高くなっています。
また最近はクラウドゲームも市場をにぎわせています。今後スマホゲーム市場は鈍化する可能性もあり限られたパイの中で奪い合う状況になるでしょう。
Competitor(競合)
上記にも触れましたが、海外メーカーや任天堂も十分に競合になってきますが、従来はDeNAやグリー、サイバーエージェント、コロプラなど過去有名ヒットゲームを生み出してきているネット系企業が競合でしたが、最近は変わってきています。ソフトバンクやGoogleなどもゲームという市場だと競合になってきます。
Company(自社)
ゲーム事業だけではなく多角的にサービスを展開していてい収益が比較的安定していると考えられます。通常スマホゲームメーカーはヒットしないと売り上げが立たないので不安定になりやすいです。その点収益構造は良いでしょう。
さらに最近機関投資家も注目しているESGの取り組みを積極的に行っています。長期投資家にとっては良い判断材料になるのではないでしょうか?
まとめ
SNSサービスの低迷で一時苦しかったミクシィ社でしたが、スマホゲームのモンスターストライクで起死回生となりました。現在は多角事業で収益が安定しているイメージです。eスポーツやスポーツ分野など伸びる市場でのサービス展開をしている為こちらの動きにも注目していきたい企業だと思います。