今回は今後成長分野でもある モバイル、セキュリティ、IoT、ビッグデータ/アナリティクス等の事業を展開する株式会社チェンジ(3962)の企業分析を簡単にしていきたいと思います。
株式会社チェンジ(3962)の事業全体像
チェンジ社は、テクノロジー(モビリティ・IOT・ビッグデーター・クラウド・セキュリティ等)を活用し企業支援を行っている会社です。NEW-ITトランスフォーメーション事業として企業のビジネスモデルを変革し生産性向上を目的としてサービス提供をしています。IT技術とデジタル人材育成のサービスが中心となっています。
様々なサービスラインナップがあります。
データ入力の自動化やビッグデータの解析活用・人材研修・eラーニングなど様々です。
クラウドストレージ「box」
企業向けクラウドストレージサービスです。クラウド上に社内情報等を格納することができ、パソコンだけではなくスマートフォンなどからも閲覧・編集をすることができます。6,000社以上の企業が導入しています。他office365やslacksなどのアプリとの連携することもできます。
投資事業
未上場企業への投資事業も行っていて、直近で数多くの企業が上場をしています。着実に成果が出ている状況です。
まだまだこれかれ上場しそうな企業への投資もしております。
ふるさとチョイス
チェンジ社の子会社であるトラストバンク社が日本最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営しています。ふるさと納税サイトは自治体をまとめてピックアップしているので簡単にふるさと納税品をチェックすることができます。利用者は無料ですが、自治体から掲載料をもらっているようです。
業績について
今回はチェンジ社の2020年9月期第3四半期決算から見ていきます。
2020年は大きく売上・利益を伸ばしています。前期比3.3倍となってます。
最高益として着地しています。
今後中期計画として営業利益100億円をめざしています。
<株価>
株価はコロナ禍で一時1,000円を割り込んでいましたが、そこから右肩上がりで上昇。株価は6,000円を超えるほどになっています。約6倍の上昇です。業務効率化・DX・ビッグデータなどの関連銘柄にも選ばれていることも影響していると思います。
上場してからの投資案件や出資状況などと株価の関連です。
3C分析
今回はチェンジ社を3C分析で見ていきたいと思います。
Customer(市場・顧客)
チェンジ社がターゲットとしている市場はスマートデバイス市場と呼ばれる市場で、は2014年時点で5,800億円が2019年時には1兆2,000億円(年平均成長率19.9%)になると予測されています。まだまだ市場は成長しています。他にもAIやAR、ロボットなどにも参入意欲もあると考えられるので狙っている市場はポテンシャルがあります。
Competitor(競合)
競合として比較されるのは、NESネッツエス・AI insaide・マネーフォワード・ISIDとなっています。テクノロジー活用により業務効率化が実現できるサービスを展開している企業が競合となってくるでしょう。売上高としてはマネーフォワードと並んでいる状況です。
Company(自社)
チェンジ社の強みとしては、新しい技術を取り入れる際のユースケース開発と言われています。クライアントに企業に入り込むことで新しい技術を確実に使えるようにしていくという現場ニーズにあった開発をしています。AppleやBlackBerryなどグローバルでのパートナー企業とのアライアンスを強化している点も強いでしょう。
またESG投資も積極的に行っています。事業テーマもESGの観点からでも重要となっているのでより取り組みを強化しているようです。長期投資家にとっては優良な情報でしょう。
まとめ
現在も注目されているビッグデータやDX(デジタルトランスフォーメーション)のど真ん中の企業です。海外パートナーとの業務締結も進んでいるためグローバルな展開が目立ってくるとより期待できるのではないでしょうか?