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企業分析-株式会社ファーマフーズ(2929)

企業分析-株式会社ファーマフーズ(2929) サムネイル

今回はあのチョコレートで有名となったGABAなどの機能性素材や化粧品などの通信販売など行っている株式会社ファーマフーズ(2929)の簡単な企業分析を行っていきます。

株式会社ファーマフーズ(2929)の事業全体像

ファーマフーズ社は機能性素材の開発や化粧品通販、バイオメディアの3つの事業をおこなっている企業です。

機能性素材事業は主に企業向け、通販事業は主にコンシューマー向け、バイオメディカルは創薬としてなっています。

機能性素材事業では、江崎グリコが販売している「チョコレートGABA 」はファーマフーズ社が開発したものを提供しています。他にも「セノビック 」なども同じです。

特徴的なのは「卵」から食品や化粧品の機能性素材を開発しています。

健康維持などに必要な軟骨増殖や成長に必要な骨形成促進のもの育毛促進なども機能素材として商品化しています。育毛促進「HGP」た美容素材「ランシェル」などを通信販売をしています。

健康食品・化粧品・医薬品などを販売しています。いわゆるD2Cと呼ばれる自社で開発し自社で販売をしています。

バイオメディカルはニワトリから抗体医薬品を開発しています。コロナ禍で抗体は再注目されている分野です。 田辺三菱社と抗体医薬でライセンス契約をしたりなど、収入の見込みができてきているようです。

業績について

今回は、ファーマフーズ社を2021年7月期第2四半期決算説明会資料からいくつかピックアップします。

創業から売上高は右肩あがりとなってます。全体的に見ても育毛剤がヒットしています。通信販売好調で売り上げも利益も占めています。

機能性素材別にみているとやはりGABAは圧倒的に利益貢献をしています。最近はOEMも好調で増収をしています。

GABAの機能性表示食品としての受理は圧倒的に多いです。

一見国内のみの販売と思われがちですが、海外も2割強を占めています。その中でも中国や韓国などアジア圏に好調のようです。

通信販売では育毛剤が約4割の販売おw占めています。その次にサプリ、化粧品となっています。

定期的に購入してもらえるサブスクリプションも好調で化粧品が伸びています。

バイオメディカル事業は今までゃ四半期では赤字もありましたが、2021年から利益がでています。製薬化できたことで売上・利益が立っています。

<株価>

※2021年6月時点

ファーマフーズ社の株価はコロナ禍から大きく上昇し7倍以上の値が一時ついています。抗体導出と東証1部移行そして通販事業が好調もあり伸びています。東証1部移行により認知度があがりました。

3C分析

今回はファーマフーズ社3C分析で見ていきたいと思います。

Customer(市場・顧客)

機能性表示食品市場は堅調に伸びています。2020年では3,349億円となっていて約25%も上昇しているようです。その中でもドリンクやサプリの市場が伸びているようです。人生100年時代でもあり健康志向が高まっていることもあり機能性表示食品が伸びていると考えられ今後もまだまだ伸びると考えられます。

Competitor(競合)

製薬企業会社が機能性食品事業への参入があり競合になってきます。ただ食品会社も機能性を持つ商品を積極的に販売をおこなっているのでこちらも競合になります。単純にモノが売れる時代ではないのでいかに機能性を持たせて付加価値を付けて商品を受け取ってもらえるかという部分に各企業力を入れていると考えられます。

Company(自社)

機能性素材とし競合にはあまりない、卵を起点として成分を取り出している部分でしょう。そしてその機能性素材を12種類以上取り出して形にしています。そのノウハウと経験が1つの強みと言えます。また研究開発も積極的に行っていて特許の数も多いです。そしてGABAの認知度は高くこのブランディングやマーケティングにはある程度成功していると言えます。 大手企業への素材提供やOEM実績も強みでしょう。

まとめ

機能性食品市場という少しニッチな分野ではありますが、GABAの認知度や大手との取引、そしてバイオメディカル分野の研究など今後まだまだ伸びる可能性がある企業かなと思います。

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